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特許権、不安定さが内在する権利

特許を巡る争い<1>日本製粉・挽き肉入りソース特許

日本製粉株式会社の特許第6040741号「挽肉入りソースの製造方法」は、ボロネーゼソースなどの製造方法に関し、挽肉焼成調理時の挽肉の厚さとオーブンの温度を数値限定した特許。異議申立され、日本製粉は訂正したが、進歩性欠如及び記載不備の理由で取...
邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【15】無効資料調査の検索は出願前調査と基本的に同じだが、特有なことがある。

「無効資料調査」が「出願前」の先行技術文献調査として比較して、特有なのは2点。一つは、既に先行技術調査が行われた特許についての先行技術調査であり、一般的な先行技術文献調査では、通常は特許無効性を示せる文献を見つけることは困難である。もう一つ...
特許権、不安定さが内在する権利

(58)特許を巡る争いの事例;花王 ビアテイスト飲料特許

(58)特許を巡る争いの事例;花王 ビアテイスト飲料特許花王の特許第5998263号は、コクとキレが改善されたアルコール1%未満のビアテイスト飲料に関する。個人名で異議申立され、花王は含有成分量などを限定するなどの訂正を行ったが、実験データ...
邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【14】無効資料調査の前段階(5)事業観点からの考察

無効資料調査を着手する前に、「邪魔な特許」対応するための必要なスピードやレベルを決めておく必要があるが、それには、特許実務から見た無効化の難易度の判断に加え、事業上の”喫緊性”の判断が重要である。無効資料調査を着手する前に、「邪魔な特許」に...
特許権、不安定さが内在する権利

(57)特許を巡る争いの事例;カゴメ緑色飲料特許

カゴメ株式会社の特許第5994160号は、小松菜などの緑色野菜を含有する容器詰飲料の色合い劣化の抑制に関する。伊藤園から異議申立され、カゴメは飲料に使用する緑色野菜を破砕されたもの等に限定する訂正を行ったが、進歩性無しと判断され、特許は取り...
邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【13】無効資料調査の前段階(4)潰すべき技術的範囲の特定 ~対比~

無効資料調査は、既に調査が行われた特許についての調査である。調査を効果的に行うためには、調査を行う前に、邪魔な特許と侵害リスクのある技術(イ号技術)との対比を行い、潰すべき請求項を特定した上で、イ号が抵触しないような形に無効化するための調査...
特許権、不安定さが内在する権利

(56)特許を巡る争いの事例;アントシアニン含有アルコール飲料特許

(56)特許を巡る争いの事例;アントシアニン含有アルコール飲料特許 合同酒精株式会社の特許第6076531号「飲料またはアルコール飲料」は、アントシアニン色素の赤色保持方法に関し、商品に使用されている技術と思われる。異議申立されたが、酸度と...
邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【12】無効資料調査の前段階(3)発明の理解;請求範囲(権利範囲)の画定 その2

2.特定の表現を有する請求項の文言解釈(i) 作用、機能、性質又は特性を用いて物を特定しようとする記載や、(ii) 物の用途を用いてその物を特定しようとする記載がある場合、請求項中にそうした記載があったとしても、それらの記載がその物を特定す...
特許権、不安定さが内在する権利

(55)特許を巡る争いの事例;チキンエキス含有スープ特許 キッコーマンvsヤマサ

(55)特許を巡る争いの事例;チキンエキス含有スープ特許キッコーマン株式会社特許第6230043号は、醤油が配合された「チキンエキス含有スープ」において、醤油含有成分の濃度を調整することによって、醤油によるチキンエキスの風味抑制を改善する特...
邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【11】無効資料調査の前段階(3)発明の理解;請求範囲(権利範囲)の画定 その1

無効資料調査を行うためには、特許の内容を理解が必須であり、特許請求の範囲の構成(技術的範囲を定めた各請求項の相互の関係)と、各請求項の理解(請求項に記載された文言の解釈)がポイントになる。「特許請求の範囲」は「請求項」に区分されており、「請...
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