1.2.「特許権」をどう利用するか?~権利行使の考え方~

(14)特許権による市場独占 ~クローズ戦略の限界~

特許権を武器にして、市場で独占排他的な地位を占めるという考え方(クローズ戦略)は、伝統的な考え方であるが、特許の権利切れによってその寿命が尽きた場合、一挙に市場を失うこともあり得る(パテントクリフ)。また、グローバル化などによる競争激化や技...
1.2.「特許権」をどう利用するか?~権利行使の考え方~

(13)特許権行使の考え方 ~事業におけるクローズ戦略とオープン戦略~

特許発明を事業展開に活用する考え方には、独占排他的に実施する考え方(クローズ戦略)と、他社に実施許諾し、特許技術を利用させて、自らの技術を普及させる考え方(オープン戦略)がある。特許権を取得すれば、独占排他的に特許発明を実施することができ、...
1.2.「特許権」をどう利用するか?~権利行使の考え方~

(12)発明者の稼ぎ ~職務発明~

企業内業務での発明は、発明者から譲渡を受けるか、職務発明規定などに基づいて、企業は特許権を保有でき、発明者はその見返りとして経済上の利益を受けられる。経済上の利益として、各企業は特許報奨制度を設けているが、発明者からの訴訟対策に加え、人材確...
1-1. 「特許権」でなにが得られるか?

(11)特許力 ~特許の「非金銭的」価値~

特許権の価値評価方法として、特許出願者の権利化意欲と他社への影響度に基づいて評価する「パテントスコア」(特許スコア)という考え方があり、資産価値とは異なる形で、特許力の評価に利用されている。特許の価値評価として、「パテントスコア」という考え...
1.2.「特許権」をどう利用するか?~権利行使の考え方~

(10)特許権で稼ぐ ~ライセンスで収益化~

他企業に特許発明の実施を許可(ライセンス)すると、実施料の支払いを受けることができる。実施料は、一般に売上金額に対して数%。特許権は売買対象の対象となる資産である。特許権の取引は、2016年には世界で6000億ドル(1ドル110円換算で、6...
1-1. 「特許権」でなにが得られるか?

(9)特許権は「資産」 ~無体財産権~

「特許権」は、税務上「無体財産権」と取り扱われる無形の資産である。特許権の財産価値には、金銭的価値と非金銭的価値がある。金銭的価値評価の手法として、原価法(コスト・アプローチ)、取引事例比較法(マーケット・アプローチ)、収益還元法(インカム...
1-1. 「特許権」でなにが得られるか?

(8)「特許」は、独禁法の例外的権利

特許制度成立の歴史から見ると、特許は、特許発明の技術公開と引き換えに与えられた独占排他的な実施権であり、競争法は適用されない。しかし、特許法で規定されている場合や正当な権威行使と認められない場合は制限される場合がある。現在の特許制度の起源は...
1-1. 「特許権」でなにが得られるか?

(7)損害賠償請求権 ~過去の侵害行為に対して~

特許侵害によって被った損害賠償に関して、民法第709条に人の権利を侵害した者は、侵害によって生じた損害を賠償する責任を負うと定められており、その損害賠償額の算定は、特許法に3種類の方法が規定されている。しかし、どの算定方法を採用するのか、算...
1-1. 「特許権」でなにが得られるか?

(6)差止請求権 ~現在・将来の侵害行為に対して~

特許法第100条によれば、特許権者は、特許権を侵害する者に対して、侵害行為の停止・予防を請求することができ、侵害物の廃棄や設備の廃棄や取壊等を請求できる。特許を保有することは、独占排他的に特許発明を実施できる権利を有することになり、その権利...
1-1. 「特許権」でなにが得られるか?

(5)「特許」で何が得られるか ~特許権の価値~

「特許権」を取得すると、特許で認められた発明を独占的に実施できるようになる。万一、他社が特許侵害していた場合には、その差止請求と被った損害の賠償請求をすることができる。また、「特許権」は、売買や特許料などの収入をもたらす「無体財産権」であり...
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