2018-04

特許権、不安定さが内在する権利

(35)特許侵害を巡る攻防 ~侵害から身を守るために使える制度~

事業の障害になり得る特許が出願された場合に取りうる対抗手段は3つある。審査段階では情報提供制度を利用した特許付与阻止、特許付与後は、異議申立(審査結果に対して異議を申し立てる)と無効審判(特許とすべきでない発明に対して付与された特許権を無効...
特許権、不安定さが内在する権利

(34)特許侵害者を攻めるための制度

争いになった場合に特許権を行使するための方法は「訴訟」である。特許権侵害訴訟は、東京地裁または大阪地裁に提訴するよう定められており、まず「侵害」の有無について審理され、「侵害」が認められた場合に「損害額」が審理される。控訴審は知的財産高等裁...
特許権、不安定さが内在する権利

(33)特許審査の現状 ~特許権はそんなに不安定な権利か~

(33)特許審査の現状 ~特許権はそんなに不安定な権利か~特許査定された特許のうち、争って無効とされる確率は1%以下である。しかし、10年前よりも特許になる率(査定率)の大幅な上昇や、公開前に審査が終了する早期審査制度を利用する件数の上昇は...
特許権、不安定さが内在する権利

(32)特許権の不安定さを生む要因 その7;出願テクニック

広く、強い特許を出願するための指南書が多数出されているが、一般的には審査における最重要ポイントは「進歩性」をクリアすること、「新規な」「異質な」効果が主張できれば特許性が高まる。特許出願の指南書が多数出版されている。また、セミナーも頻繁に企...
特許権、不安定さが内在する権利

(31)特許権の不安定さを生む要因 その6;均等論による権利範囲の拡大

特許権が及ぶ権利範囲(技術的範囲)は、「請求項」に記載された構成要件の文言によって定められ、特許侵害の判断は、構成要件の文言と一致しているかで判断される。ただし、文言不一致の場合でも、特許権が及ぶ技術的範囲の拡張を認める理論(均等論)に基づ...
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