2.無効資料調査の前段階 ~検索に必要な知識~

邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【20】進歩性欠如の考え方;数値限定発明(2)有効数字と誤差

数値限定発明で注意を要するのは、「有効数字」(有効桁数)と「誤差」(測定誤差、製造誤差)の問題である。 これまでの判例では、四捨五入や誤差を含めた数値範囲まで、権利範囲(技術的範囲)を広げることは認められていない。特許権が及ぶ数値範囲を確認...
邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【19】進歩性欠如の考え方;数値限定発明(1)臨界的意義と別異の効果

数値限定を用いて発明を特定している特許の無効化に際しては、数値範囲の記載された先行技術文献を見つけるとともに、発明の効果が、顕著なものではないことや、公知の効果とまったく異なる別の効果ではないことを主張できる先行技術文献を見つけることが重要...
邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【18】進歩性欠如の考え方:容易想到の論理構築

進歩性欠如の理由での無効化には、進歩性を否定する方向に働く要素と肯定する方向に働く要素との両方を理解した上で、当業者が発明を容易に想到できたことを主張できる論理を構築(論理付け)できる先行文献を見つけられることが必要である。「進歩性」につい...
邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【17】新規性欠如の考え方;上位概念と下位概念

新規性に関する無効資料調査をする際に注意すべきことは、資料の公開日(閲覧可能日)とともに、上位概念と下位概念の考え方の理解である。上位概念で表現された発明は引用発明として認定可能だが、下位概念で表現された発明は認定されない。上位概念と下位概...
邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【16】「先行」技術とは? ~資料の公開日の証明~

「先行技術」として、1.広く配布された刊行物(頒布された刊行物)、2.電気回線(インターネット等)を通じて公衆に利用可能となった情報、3.講演等を介して知られた公に明らかにされた情報(公然知られた発明)、4.商業実施されているなど公に実施さ...
邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【15】無効資料調査の検索は出願前調査と基本的に同じだが、特有なことがある。

「無効資料調査」が「出願前」の先行技術文献調査として比較して、特有なのは2点。一つは、既に先行技術調査が行われた特許についての先行技術調査であり、一般的な先行技術文献調査では、通常は特許無効性を示せる文献を見つけることは困難である。もう一つ...
邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【14】無効資料調査の前段階(5)事業観点からの考察

無効資料調査を着手する前に、「邪魔な特許」対応するための必要なスピードやレベルを決めておく必要があるが、それには、特許実務から見た無効化の難易度の判断に加え、事業上の”喫緊性”の判断が重要である。無効資料調査を着手する前に、「邪魔な特許」に...
邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【13】無効資料調査の前段階(4)潰すべき技術的範囲の特定 ~対比~

無効資料調査は、既に調査が行われた特許についての調査である。調査を効果的に行うためには、調査を行う前に、邪魔な特許と侵害リスクのある技術(イ号技術)との対比を行い、潰すべき請求項を特定した上で、イ号が抵触しないような形に無効化するための調査...
邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【12】無効資料調査の前段階(3)発明の理解;請求範囲(権利範囲)の画定 その2

2.特定の表現を有する請求項の文言解釈(i) 作用、機能、性質又は特性を用いて物を特定しようとする記載や、(ii) 物の用途を用いてその物を特定しようとする記載がある場合、請求項中にそうした記載があったとしても、それらの記載がその物を特定す...
邪魔な特許の潰し方 ~無効資料調査と情報提供~

【11】無効資料調査の前段階(3)発明の理解;請求範囲(権利範囲)の画定 その1

無効資料調査を行うためには、特許の内容を理解が必須であり、特許請求の範囲の構成(技術的範囲を定めた各請求項の相互の関係)と、各請求項の理解(請求項に記載された文言の解釈)がポイントになる。「特許請求の範囲」は「請求項」に区分されており、「請...
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